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【 書籍 】イラストを担当させて頂きました。イラストレータ2年目の戯言も。



2023年3月27日に発売された 『UXデザイン図鑑 』 著 荻原昂彦

こちらの書籍のイラストを20カット以上、図表などのデザインを担当させて頂きました。


少しだけゆるやかなイラストで、読者と内容の距離をぐっと近づけられるように、体験の例を身近に感じられるよう、著者の想いをイラストにしました。


制作中の経緯を振り返りますと、とても重みのある作品となりました。

このような作品に携わることができ、関係者の皆様にご協力頂き進められたことに感謝の気持ちでいっぱいです。この経験は、自分の大きな財産となりました。


現在の私は、プロとしての階段を周りに助けて頂きながら、よじ登っている段階ではありますが、今回の事案で、かなりの段数を駆け上がったような感覚があります。この気持ちを忘れないよう、記録として文章に残したいと思います。






イラストレータとして改めて大切だと思ったこと

制作中に、今までも何気なく大切にしてきたことですが、本質に気づいたことがあります。イラストレーター2年目の戯言として聞いてくださると嬉しいです。


ヒアリングや打ち合わせをしている時に、ご依頼者様が「表現したいこと」が何か、カチッと収まる瞬間があります。それは、当たり前のことですがしっかりと相手の話を聴き、とにかく想像をすることが大切だと思います。


イラストレーターの仕事の本質はまずは”聞く”ことにあるのではないかと思います。その人の言葉、伝えたいこと、伝えたい相手、どんなイメージを持って欲しいのか。ただ聞くだけではなく、私もご依頼者様と同じ気持ち・目線になって想像するようにしています。すると疑問もたくさん出てきます。うやむやにしたり、疑問をすぐに解決しようとせず一緒に考えていく、というスタイルで歩み寄っていきます。


ご提案する手段

表現の仕方・手段をご提案するのがイラストレーターの腕の見せ所です。挿絵の制作で密かに大切にしているところは、「ユーモアのある普通」です。不特定多数の人が見るという状況には、普遍的な安心感が必要ですし、でも著者の思いはしっかりと伝えたいし、ちょっとクスッとなるような、ほがらかさも大切だと思っています。欲張りでしょうか。(もちろん、ユーモアがマッチする内容だということは大前提ですが。)


「普通なんだけど、普通じゃない」「こんなイラストどこにもない」というイメージで、あらゆる角度からご提案させて頂いています。既視感からくる安心感と、新規性から出るワクワク感。どちらも大切にしたいという、作者の思いもこっそりと込めています。



最後に

今回は、一気に駆け足で階段を登ってしまった感覚がありますが、これからは一段一段と確実に歩んでいきますし、このように駆け登ってしまった時には、文章にして振り返ることも大切だということに気付かされました。これからもご依頼者様との関係を大切にし、イラストの手段・方法はアップデートして腕を磨いていかなければなりません。サービスの質は確実に向上していきますので、ぜひお気軽にご依頼ください。


最後までお読みくださりありがとうございました!

























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