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【二次使用について】


はじめに


「二次使用は禁止」・・・利用規約の中で、この言葉をみたことある方も少なくないはず。今回は二次使用について、意外と知らないかもしれない、イラストレーター側の事情も踏まえてお話しします。これからイラストを依頼したいという方も一歩立ち止まって、二次使用について知っていただくと、スムーズに、トラブルなくお取引ができると思います。



 

  目次  



 


二次使用ってなんだろう?


二次使用

二次使用とは、作成した著作物を本来の目的以外で再び利用することです。申告していない用途への使用、つまり二次使用を希望する場合はご申告をいただく事が必要となります。



使用料を支払えば自由に使えるのか


二次使用

お客様が使用料をお支払いしたとしても・・・・

二次使用

答えは、NO なんです。


これはあくまで、「どこに、何を、いつまで、使用する権利」なので、ご報告いただいた用途以外に、いつでもどこでも何回でも自由に使えるわけではありません。



二次使用はどうしてダメ?


二次使用

ワニくんはトートバッグを作りたいと依頼しました。イラストレーターはトートバッグ用にイラストを考慮して作成します。


さて、出来上がったイラスト。ワニくんはとても気に入ってくれましたが・・・・

二次使用

喜んでいただけて、気持ちはとても嬉しいのですが、申告した以外の用途で無許可で使用すること。こちらの行為、NGなんです....!


なぜかというと、

二次使用

ほら、チラシのことを考えて作っているわけではないですよね?

「同じイラストじゃん!」と思うかもしれませんが、


二次使用

チラシにはチラシのカラーがありますし、サイズも全く変わってきますよね。


「だったら、自分でサイズや色を変えたらいいんじゃないの?」


それも×です。著作権というものがあり、ぐぅたらデザインの場合は、サイズ・カラーの単純な修正であっても、「デザインが崩れてしまう恐れ」がある場合は、小さなことでも修正はこちらで対応しています。ご相談いただけたらと思います。


また、著作者は自分の作品がどこで・どのように・いつまで、使用されているのか把握しておかなければなりません。なので、知らないところでずっと使われていた、という状態は避けておきたいのです。



二次使用したい場合はどうすればいいのか


二次使用が全てダメという訳ではありません。規約に基づき、再度使用することが可能です。


・決まっていれば最初の段階で使用媒体が複数あることを伝える。

・用途以外で使用したいケースが生まれた場合は必ず申告をする。

・内容によっては二次使用料が発生する。

・「流用」で済むケースもある。(こちらは二次使用に当たりません。)

・ロゴなどの著作権譲渡込みでお渡ししている成果物はこれには当てはまりません。



お客様の心配事への対応

二次使用

お客様のご心配はごもっともです。そんなこと知らなかった、という方は珍しくありません。なので、ぐぅたらデザインでは個人のお客様も多いことから、しっかりと説明した上でお取引をしたいと考えています。


お見積もりの段階でわかりやすく!


イラストのご依頼は、ご相談の後必ずお見積もりをお伝えさせて頂きます。そのお見積もりの透明性が大事だと考えています。


  1. 制作料と使用料

    媒体によっての基本的な料金

  2. オプション費

    イラストの大口注文、データの修正、印刷会社への入稿手数料や、二次使用料、商用利用料、著作権譲渡料などがある場合

  3. 制作の流れや納期スケジュール

    今後の流れ方の目安や、納期をお知らせします。

  4. 利用規約や注意事項

    してはいけないことや、追加料金がかかる事項など、お約束事。


見積もりに載っていないことや、わからないことがあればその都度ご質問ください。



最後に


いかがだったでしょうか。二次使用について少しでもご理解いただけたら幸いです。まとめです。


二次使用とは、作成した著作物を本来の目的以外で再び利用すること
使用料を支払っても、自由に使って良い訳ではない。二次使用するには料金が発生する。
二次使用がいけない理由は、用途に合わせて意図的にイラストを作成しているため。著作者の認識外での作品の流出を防ぐため。
二次利用したい場合には、必ずご申告を!
お客様の心配事への対応は、透明性のある見積もりを提案します!


イラストレーターとして、ただイラストを描いて終わり、ではなく「お客様の目的を達成する」ことを目標にイラストを作成しております。ご不便をお伝えしていることと思いますが、どの方にも心地よくご使用頂いてほしいと考えています。何卒、ご理解をよろしくお願いいたします。




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©2022 Mari Ueda

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